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phpMyAdmin エクスポート詳細設定

  • 投稿者: yoshitakakai
  • 作成日: 2025年10月8日12:07
  • 更新日: 2025年10月8日12:25
  • カテゴリ: MySQL
  • タグ: データベース,

バックアップ用途(リストア)、別環境への移行

すぐ戻せるように完全スクリプトを作成したり、構造もデータも完全コピーしたい場合などに行う汎用的な設定。

フォーマット特有のオプション

  • ☑コメントの表示 → ON(デフォルト)
  • ☐ヘッダに追加コメント → 空でOK
  • ☑データベースの作成日時などを含める → ON
  • ☑ エクスポートをトランザクションで囲む → ON
    インポート時に途中でエラーが出ても整合性が保たれやすい
  • ☑ 外部キーのチェックを無効にする → ON
    外部キー制約でエラーが出るのを防ぐ
  • ☐ ビューをテーブルとしてエクスポート → OFF(普通は不要)
  • ☑ メタデータのエクスポート → ON(あれば)
  • 他のDB互換性 → NONE

生成オプション

  • ☑ CREATE DATABASE / USE → 開発や移行時に便利
    複数DBを扱わないならOFFでもOK
  • ☑ DROP TABLE / VIEW / ... → ON(開発環境や移行では特に推奨)
  • ☑ CREATE TABLE → ON(必須)
  • ☐ IF NOT EXISTS → OFF(不要な効率低下)
  • ☑ AUTO_INCREMENT 値 → ON(元のIDを維持できる)
  • ☑ CREATE VIEW / PROCEDURE / TRIGGER → ON(使ってる場合)
  • ☑ 逆クォートで囲む → ON(安全)
  • ☐ 現在のユーザの定義を除外する → OFF(普通は不要)

データ作成オプション

  • ☑ 挿入前にテーブルを空にする → ON(上書きしたいなら)
  • ☐ INSERT DELAYED → OFF(古い構文・非推奨)
  • ☐ INSERT IGNORE → OFF(データ重複を無視したくない場合)
  • データをダンプするときに使うコマンド: → INSERT
  • 構文:
  • ☑ 「上の両方を行う」
    → INSERT INTO table (col1, col2) VALUES (...), (...);
    (高速・読みやすい・エラー時も分かりやすい)
  • 作成クエリの最大長:50000(デフォルトでOK)
  • ☑ 16進表記でバイナリをダンプ → ON(安全)
  • ☑ TIMESTAMP を UTC にする → ON(他サーバに移すなら)
  • エンコーディング変換: → なし(UTF-8ならそのままでOK)

構造だけエクスポート

スキーマ設計共有や初期構築用など。

  • 1.phpMyAdmin で対象のデータベースを開く
  • 2.上部の「エクスポート」タブをクリック
  • 3.「詳細設定」を選択
  • 4.「出力形式」欄で SQL を選ぶ
  • 5.「テーブル」の「構造」 にチェックを入れる
  • 6.「テーブル」の「データ」のチェックは外す
  • 7.必要なら 「生成オプション」 で細かく設定(例:DROP TABLE 文を追加など)
  • 8.下の「エクスポート」ボタンを押す